仙川プリンキピア 藤原靖士
ここ数年《切りっぱなしボブ》って、ず~と流行っていて皆さんも雑誌やヘアカタログでよく見かけたり、聞いたりすると思います。
ボブの表面にレイヤーを入れたり、毛先をなじませる為のグラデーションや、すいたりする事を一切せずに割と毛先に重み(ウェイト)を残して、普通のハサミを使って切る(ブラントカット)事でラインを作るスタイルを言います。
でもこれだと、普通のボブのカットと何ら違いはありません !!
重要なのはここからです。
以前に2回にわたり
「毛量が多くてヘアースタイルが決まらないと悩んでらっしゃる方へ」で書きましたが・・・(^_^)
ボブの表面を触らずに、内側のセクションの毛量調整をしてある程度の毛量を減らし ます。
そしてさらに、ハサミによるスライドカットで毛束を間引いて割と大きめの毛束の隙間を交後に作り、髪の毛に(束感)を付けていきます !!
仕上げは、全体に少しウェット感を出して無造作なルーズっぽさを表現したいのでミルクやオイルタイプの整髪料を使ってハンドメークで仕上げます。
(外ハネもありです)
これが《切りっぱなしボブ》です。
その日の気分でブローして内巻きにしてみたい日もありますよね !
この場合は(毛量調整)や(束感)を少し控えめに する事で解決します。
切りっぱなしボブって、定義が曖昧なので「なんでもアリ」の状態になっている気がします。
でも、ちゃんとした理論で作っている切りっぱなしボブはちゃんと可愛いのです。
トレンドだから可愛いのではなく、その人にあったフォルムを作ってあげる事が大切だと考えています。
Yasushi Fujiwara 藤原靖士
オーナー/スタイリスト
東京都調布市仙川町3−1−1ルミネ丸商ビルB1F
定休日 火曜日・第3月曜日