さて前回は「心技」で終わりましたが今回はいよいよ「体」のお話です。からだではなく「たい」と読みます。ここでの「体」は技術力を意味します。
徐々に自信が付いてきた永澤さんに異変が起こります。何とお客様と会話をしながら手も動く様になったのです。
床に、切った髪の毛があまり落ちてこない超特殊なカット技法から、床に大量の髪の毛が落ちてくる技法へと変ぼうを遂げます。
ど、どうした??
ヘアーカタログをペラペラとめくっては「今日はどうしますかー」って長時間かかっていたカウンセリングも卒業して手短に会話のみのカウンセリングで、お客様が今日は何を求め、どうして欲しいのかを素早く察知するというはなれ技も決めて来ました。
ネチネチしたブローも辞めてスケルトンブラシ一丁でスタイリングをして、カットカロスをパッと取り去り、鏡を見せるという一連の動作も素早く、一挙動の動きで決めに来ます。技あり一本!!です。
お客様と担当者が技術という技で本当の意味での信頼関係が築かれていく瞬間です。もうこうなると永澤さんも調子づいてきて、次回、もっとお客様に喜んで頂くには更に何が必要なのかを考えざるを得なくなります。
お客様に満足してお帰り頂くのってかなり難しく大変な事なんですよね!!
さてエピソードも⑶といよいよラストに突入です。次回は最終回。エピソード⑷ご期待下さい。
プリンキピア 藤原靖士
東京都調布市仙川町3−1−1ルミネ丸商ビルB1F
定休日 火曜日・第3月曜日